すすめる会通信 NO.199

非正規で働くシングル女性が増えている。横浜市男女共同参画センターらの調査によると、非正規職で働くシングル女性の約7割が年収250万円以下、特に45~54才の約3割が年収150万円以下であるという。若年シングル女性の場合、“正社員雇用の経験がなく低賃金で働かざるを得ない” “職場でのパワハラ等の経験からうつになり働けない”などの仕事上の問 題に加え、実家での家族とのトラブルなどの問題を抱えていることが明らかになった。 ⑴ シングル女性の貧困は今に始まったことではないが、長年不可視化されてきたのはなぜか?  ⑵ 一方、昨今の貧困に対する関心の高まりなどから、女性の貧困が少しは可視化されて来たようにも見えるが、それは問題解決に繋がっているのだろうか? について考えてみたい。