【報告】令和4年川崎市心身障害児者福祉大会

 令和4年6月25日(土)川崎市総合自治会館ホールに於いて開催されました。川崎市内の障害別親の会の活動の一環として、障害福祉の理解を深め、障害者の地域における自立と社会参加を推進するため、毎年「福祉大会」を開催しています。今回も、新型コロナウイルス感染防止策のため、定員80名としました。

第一部の式典では、福田川崎市長をはじめ、川崎市議会議長、川崎市社会福祉協議会会長よりご祝辞をいただきました。最後に、川崎市肢体不自由児者父母の会連合会より、大会宣言が読み上げられました。

大会スローガン「障害のある人もない人も共に生きる川崎の街に」

大会宣言はこちらからご覧ください。

市長祝辞 福田川崎市長

実行委員長挨拶
川崎市肢体不自由児者父母の会連合会
石橋会長

開会のことば
川崎市育成会手をむすぶ親の会
美和会長

閉会のことば
川崎市自閉症協会 
小泉会長

来賓祝辞
川崎市議会 橋本議長

来賓祝辞
川崎市社会福祉協議会 
浮岳会長

  第二部講演会は「逃げる!考えよう~マイタイムラインの作成を通して」というテーマで、講師は川崎市健康福祉局総務部危機管理担当職員でした。

川崎市健康福祉局総務部
危機管理担当職員

 はじめに 、川崎市肢体不自由児父母の会連合会の石橋会長より今回のテーマを選んだ理由として、「近年、豪雨の自然災害が多く、台風19号での避難所が満杯であったり、支給品があると誤解された方が多かった事を聞きました。マイタイムラインで自分の避難に関しての計画を、実践をまじえて勉強したいと思いました」との説明がありました。

 講師の廣岡課長補佐は「健康福祉局でも、障害に関するところの危機管理をするため、2021年に危機管理室を設置することになりました。近年、風水害の被害が大きくなり、市としても、危機管理を大きく取り上げているので、ぜひ、『かわさき防災アプリ』と『川崎市防災ポータルサイト』の活用で災害に備えてほしいです」と話されました。市では、各区版の洪水ハザードマップが作られており、記載されている自分の町の「多摩川・鶴見川浸水想定区域」「浸水継続時間」を確認しました。川崎区は、3mの浸水になると水が引くには、約1か月かかり、宮前区や麻生区は、浸水よりも土砂崩れの心配があるそうです。
 クイズ形式を取り入れた、避難所、線状降水帯に関するお話があり、会場は、楽しい雰囲気に包まれていました。現在、線状降水帯の発生予測は、半日前にできるそうですが、突然発生する場合もあるので、注意が必要だそうです。
「みんなでマイタイムラインプロジェクト」の動画を見てから、実際にマイタイムラインを作成してみることになり、逃げ遅れないため、「いつ」「誰が」「何をするか」を考え記入しました。我が子にとって避難所の生活は難しいと思っていたところ、自宅でも「被災世帯登録票」を避難所に提出すれば、支援を受けられると聞き、安心できました。この講演会で水害と避難を真剣に考える良い機会となりました。

「被災世帯登録票」はこちらをご覧ください。