【報告】令和6年川崎市心身障害児者福祉大会 開催

 令和6年6月22日(土)川崎市総合自治会館にて「川崎市心身障害児者福祉大会」を開催しました。川崎市内の障害別親の会の活動の一環として、障害福祉の理解を深め障害者の地域における自立と社会参加を推進するため、毎年「福祉大会」を開催しています。地域で心身障害児者とその家族が安心して暮らせるように地域福祉の向上を目的にしています。

第一部  式典

 第一部式典では、川崎市副市長三田村裕也様をはじめ、川崎市議会副議長岩隈千尋様、川崎市社会福祉協議会事務局長久々津裕敏様からご祝辞をいただき、最後に「障害があってもなくても共に生きる川崎の街に」をスローガンとする大会宣言が読み上げられました。

 

大会宣言はこちらからご覧ください

開会のことば                     川崎市肢体不自由児者父母の会連合会           石橋会長

実行委員長挨拶                    川崎市自閉症協会                   小泉会長

閉会の言葉                      川崎市育成会手をむすぶ親の会             美和会長

来賓祝辞                       三田村副市長

来賓祝辞                       川崎市議会 岩隈副議長

来賓祝辞                       川崎市社会福祉協議会 久々津事務局長

 第二部は、元NHKアナウンサーの内多勝康氏による、「ソーシャルアクション~インクルーシブな社会のために~」をテーマに講演会を開催しました。

第二部 講師 内多 勝康 氏

 アナウンサー職に就く傍らで障害者福祉の取材を続ける中、医療的ケアが必要な人の家族の困難さを知ることとなり、自らも社会福祉士の資格を習得されたそうです。『誰もが暮らしやすい社会の実現』のため、「障害のある人に必要なサービスや制度がないからあきらめるのではなく、世論や行政に働きかけて(ソーシャルアクション)その人のQOLを高める活動が大切である」と話されました。NHKを早期退職し、もみじの家での支援の8年間で、「医療的ケアの必要な子を持つ家族の多くは、自分が受診する、睡眠をとるなど当たり前のことができていなくて孤立が日常的になっていると感じた」というお話に、障害を持つ親としてどうにかならないものかと虚しさを感じました。

初めて耳にします            「ソーシャルアクション」とは?

「2021年に医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律がで成立したが、自治体によりサービス等が進まない現実があります。自治体の担当者に働きかけていくことが必要です」と話されました。そして「合理的配慮が義務化され門前払いするところがなくなってほしいが、それ以前にその人にとってどんな配慮が必要なのかプロセスを踏んでほしい」と言われたことが印象に残りました。

 内多氏は、医療的ケアのある人の家族会を結成されました。それこそがソーシャルアクションだと思いました。「一人ひとりの声も大切だが家族会という束になっていくことで、地域の声を行政等に届けてインクルーシブな社会の実現を目指している」と話されました。障害が違っても、私たち親の会も皆さんの声を行政等に届け、少しでも我が子がその人らしく生きることのできる社会になるようアクションしていきたいと思いました。