ともしび会によせて [島田武三]

園長 島田武三

 

 

 

 

闇夜の光明という言葉があります。
今の世を闇の世とは思いませんが、悲しい過去をせおって学園に入所してきた多くの子どもたちの中には、
若しかしたら心の深奥に「心の闇」を抱いているか
も 知れません。 しかしそんなことは表には見せず、明るく力強く日々を送っています。
心優しい保母や児童指導、そして調理師たちは心をこめて、この子どもたちを支えています。
そして更に、もう一つの力を思わずにはいられません。
その名は「ボランティア」
新日本学園の子どもたちのために、あたたかくやさしい誠心をよせて下さる多くのボランティア。
その中で一際大きくかがやいて、子どもたちの顔を輝かせて下さる大きな光、そしてその名は「ともしび会」
その35年に及ぶ真摯なまごころのともしびは、子どもたちにとって、
なくてはならない「ともしび」です。
これは私共職員にとりましても、強い心の支えであり、子ども達を支えるにあたって、最強の支援の力です。
これからもたえることなく、私どもの行く手を明るく照らす希望のともしびとして輝き続けることを祈ります。

 

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