ともしび会に参加して [大澤弘一]
ともしび会に参加して
東京支部長 大澤 弘一
私が初めて『ともしび会』に参加したのは、6・7年前の餅つき大会の時で、
初代会長の鈴木さんに誘っていただいたのがきっかけだった。
最初は、「養護施設ってどんな所なの?」、「どんな子供たちがいるの?」
「みんな仲良しなの?」等、興味津々に餅つき大会の当日を迎えると、
そこには、寒さに負けず元気いっぱいに学園内の庭を走り廻ったり、
やたらオンブや肩車でスキンシップを求めてくるちびっこや、
反抗期に差し掛かった年頃の中高生達が年下の弟・妹分の面倒を見たりしていた。
ビックリした。子供どうしの仲の良さに感心したと同時に、
小さい子までしっかり行き届いたタテ社会(良い意味で)が学園内で出来ているのだ。
昔のガキ大将のイメージだ。当日は子供達の『オンブしてぇー』『肩車してぇー』
攻勢でクタクタになって帰ったのを覚えている。
その後、いろいろなイベントに参加させていただくうちに、
「学園の子供たちに自分が何をしてあげられるのだろう?」といろいろ考え込む事があり、
その度に会長の角藤さんにメールを打って相談した。そんな時、
角藤さんに『自分はボランティアをしているという気持ちは無い。
逆に子供達に遊んでもらっていると思っている。』と言われ、
モヤモヤしていたものが吹っ切れたのを覚えている。
実際、現在学園の先生をしている田中先生は新日本学園の出身で、
子供の時『ともしび会』の人達がくるのが楽しみで、
今でも当時の人を覚えていると言っていたのを聞いたことがある。
私一人で出来ることは少ないですが、これからも『ともしび会』
の皆さんと一緒になって会を盛り上げ、
新日本学園の子供達の生きる力に少しでもなれたらと思います。