ともしび会のボス [角藤常雄]

会長 角藤常雄(平成14年現在)

私は四国は愛媛県の山の中に生まれ育ちました。

昭和30年代当時近所に一緒に遊べる友人も無く、施設も無かった時代でした。

小学校時代のある夏休みに、「VYS」というボランティア団体が村に

遊びに来てくれた事がありました。広場に行って、

鬼ごっこやらキックベースボールやら楽しいゲームなどをやってもらって、

楽しい時間はあっという間に過ぎ去って彼らとの別れの時間になってしまいました。

その楽しい一時が忘れられず、高校生になったとき、直ぐに「VYS」に入会しました。

平日は学校の近くの養護施設に遊びに行き、夏休みには山村に子供たちと遊ぶ目的で出かけました。

そして自分中心の遊びの世界にのめりこんだのです。

「VYS」では、合宿して指人形を習ったり、他校との交流会で指屈折のゲームを楽しんだり、

思いではたくさんあります。社会人になって、「ともしび会」を知り、

遊びたいがゆえに入会して現在に至っている訳です。

20数年前私にともしび会の代表を任された時、当時女性の会員にはイベント

の際にはお弁当を作って貰う風習になっていました。私も女性は弁当を作るのが楽

しみだと信じていましたが、ある時、ある女性から「弁当を作るのに金銭的には

結構負担が掛かるのよ」と聞かされ、同じ社会人として尤もだと感じさせられました。

その後はイベントの都度、自由参加、自由退会、会費はイベントの際に少しだけ負担

してもらう形式に変更しました。そして何よりも、参加してくれるボランティアの方々の

楽しさを追求する事をモットウに活動する事に決めました。

もちろん、新日本学園への慰問、そしてその子供たちの嬉しい、楽しい笑顔を皆で見る事が、

参加してくれるボランティアの楽しみだと言うことは信じて疑いません。

それが良かったのか、今まで活動が続いていると思っています。

私も東芝に入社して32年、今年の9月に定年退職し、関連会社である

東芝ビジネス&ライフサービス㈱に入社しました。これから第二の人生を歩みながら、

健康に留意して適当に楽しみ、続けられる限り「ともしび会」を継続させたと考えております。

お金が掛からず、広場で騒ぎまわれる、そして美味しい昼食を腹いっぱい食べる、そんなイベントを続けたい。

自分中心で、リーダーとしても頼りにならない私ですが、

今日を楽しく過ごしたい気持ちは持ち続けています。そんな私に同調して頂ける方、

なにとぞご支援の程宜しくお願い致します。


2002/10


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