平間中学校の避難所運営をしました。
2019年10月14日 / お知らせ一覧, イベント報告, 防災部
10月12日から13日にかけて静岡・関東地方に上陸した台風19号が東日本に重大な被害をもたらしました。
被災された皆さまに、心よりお見舞い申しあげるとともに、一日も早い復旧をお祈り申しあげます。
上平間第二町会では、台風19号の災害に際して開設された平間中学校の避難所について、区役所職員・平間中学校の先生・伊勢浦町会役員・地域の有志の方々とともに避難所運営会議のメンバーとして、運営の支援をいたしました。
平間中学校では、住民の避難開始が早く、10時の開設から3時間程で100人程度の方が避難されてきました。最終的に避難者は300名を超えました。
町会役員→理事→委員→会員世帯と避難所開設の連絡を行い、またHPでも避難所の開設を発信したことも早期避難につながったと思います。
平間中学校は、本来避難所となる体育館が現在工事中なので、教室への避難となりました。
開設当初は、2,3階の特別教室を避難場所としていましたが、区役所からの連絡を受け、3,4階の教室に避難場所を変更しました。4階は、普通教室しかありませんでしたが、辻校長が快く解放してくださいました。
(*普通教室は生徒の私物などもあり、不特定多数の人に開放するのは管理上、非常に難しいのです)
第二町会役員は、受付、防災倉庫からの物資の輸送(毛布や水)、避難場所の案内などを担当しました。初めての避難所開設で、避難する人数もよめず、物資をどれくらい用意すればよいかの判断も非常に難しいところでした。不足するよりは多い方がよいと、倉庫にある毛布を全て校舎に運びましたが、工事と雨で校庭が通れず大幅な迂回も余儀なくされながら、リアカーで4往復しました。毛布は圧縮されているので一箱が非常に重く、防災倉庫が校庭の反対から離れているので、運搬はとても大変でした。人手が少ない中、物資を用意することの大変さを痛感しました。
高齢で足の不自由な方の移動については、第二町会の車いすで対応いたしました。
平間公園にある第二町会の防災倉庫に保管してあったものです。
今回は、何とか1台で対応しましたが、受付から避難場所への移動だけでなく、避難中のトイレまでの移動など、車いすが必要になる場面は多くあります。
中学校の防災倉庫には、車イスがないということで、行政にその必要性を訴える必要があると感じました。
ペットを連れて避難される世帯も何組かいらっしゃいました。避難所の運営上、ゲージに入れていただく必要があり、心苦しいですが、雨の中ゲージを取りに行っていただいたケースもありました。また、避難所のスペースに限りがあり、人命を優先したため、ペットは1階での避難としました。飼い主の皆さんにもご理解・ご協力いただきました。
今回は、およそ一日の避難所開設でしたが、様々な課題が浮き彫りになりました。
行政とも連携を取り、今後に活かしていきたいと思います。
最後に、夜を徹して避難所の運営に当たってくださった中原区役所の職員の方々、辻校長をはじめとする先生方、また快くお手伝いを申し出てくださった平間中PTAのOBの方々に、心より感謝申し上げます。